瞑想系身体動作法(4)初心者におススメの身体動作

瞑想系身体動作法の中身

前回も申し上げましたように、瞑想系身体動作法には「サムシング・サード(真我)発身体動作法」と「潜在意識発身体動作法」の二つがあるのですが、その中の「サムシング・サード(真我)発身体動作法」にもまた「方法無き方法」と「過去断ちの法」の二つがあります。

それに対して、これは今回はじめて申し上げることですが、もう一方の「潜在意識発身体動作法」は「瞬過去ふりかえり法」の一つだけです。なので、この「瞬過去ふりかえり法」という呼び名に関しては、「潜在意識発身体動作法」の別名と捉えることもできますね。

ということで、瞑想系身体動作法の中味を整理すると次のようになります。
・「サムシング・サード(真我)発身体動作法」=「方法無き方法」&「過去断ちの法」
・「潜在意識発身体動作法」=「瞬過去ふりかえり法」

前出の三法は基本的にどんな身体動作にも適用できる

瞑想系身体動作法というカテゴリーに含まれる前出の三法すなわち「方法無き方法」、「過去断ちの法」、そして「瞬過去ふりかえり法」は基本的にどんな種類の身体動作に対しても用いることができます。例えば、歩くこと、体操すること、踊ること、ギターをひくこと、ホウキを使うこと、親指回し、指パッチン、貧乏ゆすり、鼻ひくひく(?)、といった身体動作と名のつくもので前出の三法を用いることのできないものって、まずないはずです。

初心者におススメしたい身体動作

が、あまたある身体動作の中でも、これから前出の三法を身につけようとしておられる皆さんにチョイスをおススメしたいのは、筆ペン(または墨筆)で紙に文字を書くことです。前出の三法を身につけるまでの間は、筆ペン(または墨筆)で紙に文字を書くことに対して前出の三法を用いてみられるのがベストだと私は思うのです。その理由をご説明しましょう。

筆ペンまたは墨筆で書かれた文字の線のことをここでは墨線と呼びますが、この墨線というものには、それを引いていた時の私の身体動作の有りようが反映されています。例えば、その時の私の身体動作に迷いがあったならその迷いが墨線に表れており、その時の私の身体動作に迷いがなかったならその迷いのなさが墨線に表れているのも、それがあるからです。言い換えれば、墨線を見ればそれを引いていた時の私の身体動作の有りようが間接的にではあれ感じ取れるようになっている、ということですね。

一般的には、墨線にはそれを引いていた時の私の内面の有りようが反映されている、ということがよく言われますが、その時の私の身体動作の有りようもまた墨線には反映されているのだということを、お忘れなく。

より詳細に申せば、私の内面の有りようはまず墨線を引いている時の私の身体動作の有りように反映されます。そしてその身体動作の有りようが墨線の有りように反映されるわけです。墨線を見れば、それを引いていた時の私の内面の有りようと共に、身体動作の有りようもまた併せて感じ取れるようになっているのは、そのために他なりません。

このような背景がありますので、前出の三法を用いて筆ペン(または墨筆)で紙に文字を書いた場合私たちは、その墨線に接することによって、あるいはその墨線から醸し出される趣き・味わい・雰囲気などを通して、前出の三法が私の内面の有りようにもたらした変化と、私の身体動作にもたらした変化を感覚的に理屈じゃないところで知ることができるはずです。最低でもあなたは、それらを通して、前出の三法には良い意味での効き目があるということだけは見て取れるに違いありません。

これが筆ペン(または墨筆)で紙に文字を書くことに対して前出の三法を用いることのメリットです。それ以外の身体動作に対して前出の三法を用いた場合には今申し上げたような類のメリットは得られません。言うまでもなくそれ以外の身体動作においては、墨線に相当(匹敵)する何らかの身体動作の痕跡が残らないからです。

これから前出の三法を身につけようとされている方に、当分の間、筆ペン(または墨筆)で紙に文字を書くことに対して前出の三法を用いてみられることをおススメしたいのは、以上のような理由からです。

あの話は次回までお待ちください

話は変わりますが前回の記事でも触れましたように、私が前から今回の記事で本題として取り上げたいと思っていたのは、前出の三法の中の一つである「方法無き方法」です。最初の予定では、それに関する話が今回の記事のメインになるはずだったのです。が、前置きのつもりで書き始めた冒頭からの話が意外にもここまで長引いてしまったため記事の体裁上、それに関する話は次の記事に回さざるを得なくなりました。

「方法無き方法」に関する話を今回の記事に期待しておられた方々には、大変申しわけなく思っております。どうもすみません。

中島タローでした。