瞑想系身体動作法(3)「サムシング・サード(真我)発身体動作法」のこと

「サムシング・サード(真我)発身体動作法」にも二種類ある

私の言う瞑想系身体動作法には「サムシング・サード(真我)発身体動作法」と「潜在意識発身体動作法」の二種類があるということを前回申し上げましたが、まずは前者に関する話からはじめさせていただきます。

少しややこしいかも知れませんが、その「サムシング・サード(真我)発身体動作法」というやつにもまた種類が二つありまして、その中の一つは「方法無き方法」と言い、もう一つは「過去断ちの法」と言います。

それぞれの技法の違い

それぞれの具体的な中身に関しましては次回以降お話ししますが(いつまで引っ張るんだ!という声が聞こえてきそうですね)、「方法無き方法」と「過去断ちの法」の違いの一つは、前者がコツという色合いが強いのに対して後者は技術という色合いが強いということです。

コツと技術の違いについての細かい解説はさておくとして、両者を比較して一つ言えるのは、私の側から見た言い方になりますが、やり方を正確に伝えにくいのがコツで、やり方を正確に伝えやすいのが技術だということです。皆さんの側から見た言い方に直すなら、やり方を正確に把握しにくいのがコツで、やり方を正確に把握しやすいのが技術だということになりますね。私は、コツと技術の間にはそういう違いがあると認識しております。

今後の予定として、次の記事ではコツという色合いの強い「方法無き方法」を取り上げ、次の次の記事では技術という色合いの強い「過去断ちの法」を取り上げるつもりですが、そのことを覚えておいてください。

既にご存じのように、「方法無き方法」も「過去断ちの法」も共に、サムシング・サード(真我)から身体動作を起こすための技法というコンセプトのもとに開発されたものなので、実践によってもたらされる結果そのものには違いが生じないのは言うまでもありません。やり方を正確に把握しやすいかしにくいかの違いはあるとしてもです。従って「サムシング・サード(真我)発身体動作法」に興味のある方は、最終的には前出の二法のうち、どちらか一つ取っつきやすい方をマスターされたらよいわけです。

やり方そのものは超シンプルな前出の二法

これは私の予想ですが、次回以降の記事を通して、前出の二法の具体的なやり方にはじめて接された方はそのあまりのシンプルさに驚かれることでしょう。前出の二法というのは、サムシング・サード(真我)から身体動作を起こすための技法という壮大なコンセプトのわりには、具体的なやり方そのものは到ってシンプルなのです。

「この程度のシンプルなやり方で、本当にあんなことができるようになるわけ?」てな疑いを持たれる向きさえあるかも知れません。なので、今申し上げたことも予備知識として知っておいていただきたいですね。

「心を脇に置くための技法」という側面も持つ前出の二法

さて前述のようなコンセプトのもとに開発された「方法無き方法」と「過去断ちの法」ではありますが、これら二法を角度を変えて眺めてみますと、「心を脇に置くための技法」という側面も持っています。ご存じのようにこれら二法はそもそもは「心を脇に置くための技法」というコンセプトのもとに開発された技法ではないのですが、結果的にそういうコンセプトも満たすものになっていた、ということです。

そこに着目すると前出の二法というのは、当ブログでも公開されている『時間を止める三ステップ』のお仲間ってことになります。『時間を止める三ステップ』もまた前出の二法と同じように、「心を脇に置くための技法」という側面を持つからです。ちなみにこの技法に心的な時間を停止させる効果があるのは、そのことに起因しています。つまり、この技法というのは「心を脇に置くための技法」という側面を持つがゆえに心的な時間を停止させる効果もあるのだ、ということですね。

そうすると、『時間を止める三ステップ』と同じように「心を脇に置くための技法」という側面を持つ前出の二法にもまた、心的な時間を停止させる効果があるということか? てな類推をされた向きもあるかも知れませんが、そういうことになるわけです。

お互いの弱点を補い合う『時間を止める三ステップ』と前出の二法

『時間を止める三ステップ』と前出の二法は前述のような共通の側面を持っているとはいえ、前者と後者の間には実践に際しての違いもあります。前者は動いてない時の自分の体(座ったり、たたずんだりしている時の自分の体)を対象にする方が実践しやすく、後者は動いている時の自分の体を対象にする方が実践しやすい、という違いです。

裏を返せば、『時間を止める三ステップ』は動いている時の自分の体を対象に実践しようとすると難度が上がり、前出の二法は動いてない時の自分の体を対象に実践しようとすると難度が上がる、ということですね。これが『時間を止める三ステップ』と前出の二法の弱点と言えば弱点です。

が、見方を変えれば、『時間を止める三ステップ』の弱点を補うものとして前出の二法があり、前出の二法の弱点を補うものとして『時間を止める三ステップ』があるという風に考えることもできます。

中島タローでした。